こんにちは。katomeです︎
実は私、生まれつき右腕に麻痺があって「身体障害者手帳」を持っています。
生活する中で特に困る事はなく、
ごくごく普通の女の子と変わらない生活をしてきました。
しかし、障害に対する周りの理解や自分の行動で苦労した思い出があります。
過去を振り返りながら、もっとこうすればよかった、あれが嫌だったなどなど、
障害に関する事をアウトプットしていこうと思います。
あまりネガティブに捉えず読んで頂きたいです︎
もしあなたの近くに障害を持つ人がいた時、あなた自身が障害を持っている時、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです︎
1.障害者としての自覚
自分が周りの人と違うと気づいたのは、小学校4年生くらいの時でした。
それまで手が動かない事はわかっていたしたが、あまりにも普通に過ごしていたので障害者である自覚はほぼありませんでした。
自覚のきっかけは、体育の授業でクラスメートの男の子から、
「お前の腕、変な動き。」
と笑われた事。
思春期が始まったばかりの女子だった私には、とてもショックな一言でした。
それからは、自分の姿が人からどんな風に見られているのか、変じゃないかばかりを気にしていました。
自分の姿を気にし始めると、止まらないんですよね。
鏡ばかりを見て、なるべく目立つ動きはせず、左手で右腕を抑えつけるのが癖になりました。
2.辛かった事ランキング
辛かった事をランキング形式で発表
3位: 水泳とマラソンの授業
どちらも腕を使うスポーツですよね。
しかも、順番待ちの人が必ず控えているので、見られている!という意識はかなりありました。
先生からスパルタ授業の結果、
溺れた事があります。
2位: 文化祭
文化祭は劇や合唱だとよかったのですが、ダンスの時は泣きそうでした。
先生が良かれと思って用意してくれたであろう、私専用の振り付け。
もちろん1人だけ違う動きなので目立ちまくりで、メンタルはボロボロでした。
1位: 就職活動
全く関係ないように思えますが、私は工業系の学校出身だったので技術者としての就職を希望していました。
それこそが落とし穴。
工業系の会社に健常者として就職するのは難しいかもと告げられました。
未だに疑問ですが、お医者さんのように手先を使ったりしない限り関係なくないですか???
性別が女性である上、障害があるのはかなりハンデになると言われました。
悲しかったです。
(結局、健常者枠で就職しましたが)
入学する前に言って欲しかった。
3.怒りとトラウマ
未だに悲しい思い出、許せない事があります。
大人になってからもトラウマです。
小学校6年生、担任の先生は学年主任をやっているベテランおばさん先生でした。
悪い人ではありませんでしたが、自分の価値観が絶対の人で、それからはみ出る者は落ちこぼれのレッテルを貼られました。
私もレッテルを貼られた1人です。
小学校6年生になった時、自分には何が出来て、出来ないかの判断がつくようになっていました。(身体の事で)
体育の時、これができてあれはできませんと申告すると、なぜか怒りはじめたんです。クラスみんなの前で。
決めつけるな!手がない人だっている!パラリンピックに出場してる人だって障害があるけど頑張ってるだろ!
お前は甘えてる!ただの怠け者だ!
そんな事言われても、片腕で逆上がりできる小学6年生いますか……?
その日から怠け者のレッテルを張られ、事あるごとにチクチク言われました。
その時の私は自分の現状を理解してもらいたいだけでしたが、先生はワガママとしか受け取ってくれませんでした。
卒業するまでの1年間、出来ないという事は許されず、スーパー熱血指導を受けましたが精神的に辛かったです。
大人になって思い出しても、あれは教育ではなかった気がします。
自分は絶対人にレッテルは貼らないと決めた出来事でした。
4.特別な存在
6年生の担任の先生はさておき、
ほとんどの人は私が障害者だと知ると、とても気を使ってくれていました。
ワガママな話ですが、それはそれで辛かったんです。
「大丈夫?私たちがやるからいいよ!」
「無理しないで座ってて!」
などなど優しい言葉をかけてもらいました。
それが一層、自分は何て役立たずなんだろうという気持ちにさせていたんです。
障害者は守ってあげなければならない、弱い存在。
自分がそれに当てはまるのが悲しくて悔しくて恥ずかしくて。
だけど、文句をを言ってばかりで、周囲の障害者に対する認識に甘え、理解してもらう工夫や行動しなかったのは私が自身でした。
いつのまにか、
「私は障害者なんだからそっちが理解するのは当たり前でしょ?!」
と、マウンティングの姿勢になっていたのです。
障害者だから特別だと思い込んでいたのは自分自身でした。
出来ない事は仕方ないですが、何事にも消極的だったせいで時間を無駄にしてしまったと思います。
もっと早くに、自分が本当は何を求めていて、それを得るにはどうしたらいいのかを考えるべきだでした。
5.もはや太ってる事がコンプレックス
大人になった今、本当に障害の事では
悩んでいません。
コンプレックスだとも思っていません。
会社員になって太ってしまったことの方が余程コンプレックスです。笑
障害を持っている方、色々な環境があるので一概には言えませんが、
私にとって障害は「悩み」でしかありませんでした。
障害に苦しんでいたから悩んでいたのではありません。
体型や容姿の悩み、学校や職場の人間関係の悩みと同じような感覚で、
自分の意識次第で解決できる悩みだと気がついたんです。
なぜ障害者だと嫌なのか、何が困るのか考えてみると悩みを解決するのは簡単でした。
私の生活で右手に麻痺があることは重要ではなかったし、幸せにも関係ない事に気づけたからです。
今では、出来ない事があっても事情をポジティブに伝えられます。
「障害?!全然気がつかなかった!!」
と言われる事の方が多くなりました。
自分で意識しなければ、相手も気にしなくていい事、結構あると思うんです。
障害を持っている方で
ネガティブな感情を持ってたら、
ネガティブになる原因を探って、
それが自分の幸せに直結するのか考えてみて下さい。
以外と関係なかったりして、心が軽くなるかもしれませんよ︎☺
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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